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2022.09.15

バイクバッテリー充電器おすすめ

今回はバッテリーの充電。バイクに最適な充電器と、電源が取れない屋外駐車場の人にも使える技をお伝えします。

類似のものはいろいろありますが、セルスターのDRC-300で説明します。類似製品もあるので、購入を検討する際はお好みのものをチョイスしてください。

バイクのバッテリーは満充電に

車やバイクのバッテリーは、できるだけ満充電を保つのが理想です。ちなみに、携帯などに使われるリチウムイオン電池は80%程度に保った方が長持ちするようです。車やバイクは鉛ですが、これは電気が減るとサルフェーションという、わかりやすく言うとゴミがたまる状態になって、劣化してしまいます。そのため、できるだけ電気を満充電に保っていきましょう。

セルスターのDRC-300の使い方

セルスターのDRC-300は、バイクと車に使えます。クリップと丸端子があり、差し替えできるので、どちらにも使いたい人にはとっても便利です。

バッテリーにつないで、電源につなぐと起動準備中になります。この状態でボタンを一回押すと、ノーマルモードでバイク充電用の0.8Aで充電が開始されます。あとはこのまま放置しておけば、自然に終了して、満充電になるとランプが点滅から点灯状態に変わります。つなぎっぱなしにしておくと、2週間ごとに補充電してくれるので、真夏や真冬などしばらく乗らないときなども安心です。シーズンに入っていざ乗ろうと思ったとき、バッテリーのコンディションは最適になっていることでしょう。

コネクタでバイクに使う

バイクには、およそどのバイクも0.8Aを選んで充電することになります。電流は、バッテリー容量に対して大きい電流で充電するとバッテリーが壊れてしまうので、小さい電流で充電した方が安全です。原付並と言われるほど小さいSR400のGT4B-5も適合バッテリーに記載されているので、ほとんどのバイクはこの充電器の0.8Aで大丈夫でしょう。バイク用バッテリーの場合、バッテリーに丸端子ケーブルをつないでおけば、充電するとき中間コネクタに刺すだけですむので、いちいちバッテリーを外したりすることなく、ワンタッチで充電できます。

クリップで車に使う

車の場合、クリップでプラスとボディーアースにつなぎます。マイナス側はマイナス端子でも良いですが、車によっては電子機器が壊れたりすることもあるようで、ボディーアースの方が安全です。逆に、古い車は伝導率が下がっているので、マイナス端子の方が良いこともあります。電流は1.5Aと3Aの電流が選べます。大きいバッテリーでも、3Aで一晩おいておけばだいたいフル充電できるでしょう。容量が大きいバッテリーに急いで充電したい場合は、DRC-600やDRC-1000を使うといいです。ただし、バッテリーの容量とのバランスに注意してください。

電流の見極め方

バッテリーへの充電は、低電流の方が良いというのが一般的です。バイク用バッテリーは0.8A程度でおよそ問題ないようで、車はバッテリーの大きさ次第で6A、4A、なども使えますが、3A以下であれば大抵大丈夫です。で2A、1.5Aあたりなら軽自動車なども確実に安全なので、バッテリーの許容電流がわからなければ2A以下で充電しましょう。バッテリーの5時間率の10分の1以下というのが通説で、5時間率40Ahのバッテリーなら4A以下、という判断基準になります。親切なバッテリーは、貼ってあるシールに何A以下で充電してください、などと書いてあったりもします。(写真)これは古いマツダロードスター専用バッテリーの例で、3A以下で充電するように書いてあります。これはWRX STIの純正バッテリーで、5時間率が48Ahと書いてあります。この場合は4.8A以下で充電するといいですね。

充電モード

セルスターの製品は、ノーマルモードの他にスノーモード、ブーストモードがあります。スノーモードは冬場のとても寒い時期に使うためのもので、ブーストモードはノーマルで充電できない弱ったバッテリーに使うモードです。ブーストモードは、完全に空になったような場合には使えないので、空になってしまった時は他の空対応モードがある充電器を使うか、あきらめて交換しましょう。

また、普通に充電するだけでパルス充電をかけてくれるので、バッテリーの劣化につながるサルフェーションの除去も行えます。これにより、バッテリーが長持ちすることになるので、乗らない時間が長いときは特にこういった充電器につないでおくといいですね。

車体のそばから電源が取れない人の技

自宅の駐車場やガレージなど、電源がすぐにとれる場所に置いている人はいいんですが、月極駐車場などにとめている場合は電源が直接とれません。そういう場合は、ポータブル蓄電器を使用すると良いです。バイクのバッテリーくらいの容量なら、大きい蓄電器を使わなくても、手軽に持ち運べるサイズのものでまかなえます。ただし100Vをとれる必要があり、探すとそう多くはないのですが、ちょうどいいのを見つけました。

RAVPower RP-PB054Pro

ドンキホーテでも売っているらしいです。形が同じで別の名前のものや、似たようなものもあるので、どれでもいいんじゃないかと思います。

これはUSBモバイルバッテリーとしても使え、100Vもとれます。これをたびたび駐車場まで運んでつないでおけば、十分バッテリーは健全に保てます。筆者はもっと大きいホンダの蓄電器なども使っていますが、災害時のバッテリーとしても使えるので、用途によってはそういったサイズのものも良いと思います。良かったら自分にあった100Vバッテリーを探してみてください。

以上でバッテリー充電器のお話しは終了です。今の時代、電気のマネージメントは生命線なので、いざとなって困らない充電フローを作ってください。