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今回は、種類がいろいろある、胸部プロテクターの選び方解説です。
まずジャケットの胸部プロテクター装着パターンを分類します。
これはサイドから入れるものと、上から入れるものがあります。
ジャケットのメーカーでは、主にこれらが該当します。
アルパインスターズとダーネーゼは、エアバッグを出しているためか、胸プロテクターポケットがないものもあるので注意しましょう。
これは主にRSタイチです。他のメーカーも一部のジャケットで採用していたりします。
こちらはマジックテープが左右についているもので、アーバニズム56design(クシタニ製以外)、エースカフェロンドン(ハイブリッド)などが該当します。
これはクシタニなどが該当します。56designのクシタニ製、YAMAHAのクシタニ製のものなど、クシタニが製造しているものは全てこのタイプです。センター1本のマジックテープに貼り付けるものです。必然的に、セパレートタイプのプロテクターは使えません。
では、タイプ別のおすすめプロテクターを紹介します。
まずはポケット型から。ポケット入り口の形状によって、入るものと入らないものがありますが、ソフト系はそこそこどうにかなります。
一番使えるのがダイネーゼのプロアーマーです。こちらはある程度変形するので、ポケット入り口が狭めでも何とかなることが多いです。また、通気性は最高なので、夏のメッシュジャケットにも特におすすめです。
ハードでも大丈夫なら、コミネのCE Level2もコストパフォーマンスが良くていいですね。軽さ重視なら、あえてコミネの耐衝撃性未検証の方を選ぶ手もあります。メーカーが非公式にCE Level1程度の性能があるとコメントしているので、心配はいらないでしょう。この軽さはとても優秀です。
ポケットインの胸部プロテクターは結構いろいろありますが、総合的にこれらの3つ以外は検討しなくて良いと思います。ただし、ラフアンドロードのジャケットは、ポケットが独特で深いので、ラフアンドロードのプロテクター以外使えず、例外になります。
次にボタン型です。RSタイチなどのジャケットが対象になるので、RSタイチのものを選びたくなりますが、コミネのCE Level2ボタン付きが総合的に最も良いと思います。中央部の防御力を求める人は、RSタイチの一体型、またはドッキングタイプが良いですね。ソフト系が良い人は、hyodがあります。セパレート、一体と両方あります。
この3種類以外は重い、高いなどメリットが低いので、検討しなくて良いでしょう。
マジックテープ両側は、一番使いやすいのはコミネのCE Level2にRSタイチのアダプタを組み合わせる方法です。結局コミネが軽くて楽なので、ボタンをマジックテープ化するアダプタを使って貼り付ける運用に落ち着きます。ソフト系が良い人は、例によってhyodがあります。Hyodはボタン、マジックテープの両方がいけます。
マジックテープテープセンターは、素直にクシタニ2択で良いと思います。防御力重視ならコロイドブレストパッド、装着感重視ならネオレーシングブレストパッドです。
さて、ジャケットは季節によって変わりますが、メーカーがバラバラだと、使えるプロテクタータイプが変わります。プロテクターを増やしたくない人、できるだけ共用したい人に向けて、アダプタを組み合わせたハイブリッド化の紹介をします。
用意するものは、ボタン型セパレートプロテクターRSタイチのアダプタYAMAHAのアダプタの3つです。
ボタン型セパレートプロテクターはコミネのCE Level2としますが、他のものでも問題ありません。
この場合、ポケットとボタンのジャケットにはそのまま使えます。マジックテープ両側には、RSタイチのアダプタを使えば装着できます。マジックテープセンターには、YAMAHAのアダプタが使えるので、これによって全パターンが網羅できます。マジックテープ両側に対応すれば、エースカフェロンドンなどのポケットが深めのものでもマジックテープ部に装着ができるため、おそらくこれでラフアンドロードを除くほとんどのジャケットに対応できます。パワーエイジのジャケットのうち、一部のポケット入り口が小さめのものは入らないかもしれません。
総合的に、コミネのCE Level2ボタンつきの汎用性の高さ、コストパフォーマンスには驚きでした。女性用もありますし、必要に応じてアダプタを買えばもうほとんどこれでいいでしょう、という感想です。
プロテクター関連は、また臂膝肩、インタープロテクターもやっていこうと思います。