フルカウルバイク、前傾ヤバさランキング【国内全30車種】
2024.02.25
2022.10.29
今回は、250ccから400ccの3グループ、計9車種を比較していきます。
ラインナップはこちら。Kawasaki Z400/Ninja400/Z250/Ninja250YAMAHA MT-03/YZF-R3/MT-25/YZF-R25Honda CB250R
ちょっとキャラクターが違いますが、比較材料としてCB400SFのスペックも織り交ぜてお話しします。
このうち、所有バイクはZ400(2022年モデル)、YZF-R3(2021年モデル)、CB250R(2023年モデル)、CB400SF(最終モデル)の4台で、その他は試乗などになりますが、兄弟車で大きな差はないので、感覚の偏りは少ないと思います。スズキのジクサーやGSXも入れたいところでしたが、動画公開時点で販売していないので、それらは一旦割愛しています。
この辺のバイクでどれにしようか迷っている人はぜひ参考にしてください。
パワー・トルク比較は、Z400/Ninja400が圧倒的です。そもそも400cc以下クラスでは現役最速で、よりピークパワーの高いCB400SFよりも、車重を加味するとほぼ全域で速いです。軽さがあり、瞬発力が高いので、申し分ありません。大型ミドルクラスと比べると差はあるものの、正直このバイクで十分と感じる人も数多いでしょう。
MT-03/YZF-R3もKawasaki勢には及ばないものの、スタートダッシュは機敏で、120km/h走行も容易です。Ninja400勢に比べて振動が少ない分、楽に走れます。
KawasakiとYamahaの250cc勢は、これらのパワーダウン版なので、パワー比較ではイメージ通り下位互換です。
CB250Rは、単気筒なので各社250cc勢にも高回転パワーは見劣りするものの、普通に走る分には十分です。単気筒で低回転トルクがあり、気持ちよく走れます。
パワーをまとめると、カワサキ400>ヤマハ320>カワサキ・ヤマハ250>CB250Rの順位です。
クイック感については、CB250Rがダントツです。最小回転半径が2.3mと小さく、車体が144kgと軽いのがかなり効いています。他の車種は160kg台後半から170kgなので、20kg以上重く、体感はかなり違います。CB250Rは、2023年モデルで倒立フォークになり、サスペンションのセッティングも曲がりやすくできているのか、とにかく曲がりすぎるほどよく曲がります。
次点はKawasaki勢です。最小回転半径が小さめなこともあり、ハンドルを切りやすいですね。一般的にっはセパレートハンドルの方が最小回転半径が大きいですが、ZよりもNinjaの方が最小回転半径が0.1m小さいという、不思議な関係です。
CB400SFは車重が重いものの、回転半径がKawasaki勢とほぼ変わらず、近いレベルです。
Yamaha勢はハンドル切れ角が少なく、小回りがききません。以前の正立フォークだった時代は切れ角がもっと大きかったようですが、現行モデルは他車に及びません。MT-07よりも最小回転半径が大きいという、不思議な状況になっています。MT、YZFの320、250ccいずれも、小回りについては苦手なので注意しましょう。
クイック感をまとめると、CB250R>カワサキ400・250>ヤマハ320・250の順位です。
高速域は、CB400SFが最も安定しており、他のバイクたちは遠く及びませんが、CB400SF以外のバイクでは、MT-03/YZF-R3が安定しています。
CB250Rはパワーが低いですが、軽い割には安定感があり、またハンドルの振動がNinja400ほど大きくないので、次点です。
Z400/Ninja400はハンドルの振動が大きいので、結構つらいです。
その他の250ccは高速を長く走っていないので、ここではコメントを控えます。
高速道路の快適性は、ヤマハ320>CB250R>カワサキ400の順位になります。
各ボディタイプごとの前傾度合いを比較してみます。KawasakiとYamahaの400クラスと250は同型なので、分類すると以下の5つに分かれます。Ninja400/250YZF-R3/25Z400/250MT-03/25CB250R
以前、前傾率比較動画で行った計算式を使うと、このような順位になります。YZFシリーズの前傾が深く、次にNinja・Zと続きます。他はCB400とそう差はありませんが、身長によっては差を感じるかもしれません。
MT系が楽に感じる人が多いのではないかと思います。
シート高は、股下の長さによるため、人によって評価が変わるので、高さとステップ位置を単純評価するだけにしておきます。
Z400/Ninja400は純正ハイシートがあるので、ノーマル版とハイシート版を並べてみましょう。
Z/Ninjaハイシート:815mmCB250R:800mmZ/Ninjaノーマルシート:785mmMT/YZF:780mmCB400SF:755mm
となりますが、実際の体感ではたぶんこう感じると思います。
CB250RZ/Ninja)ハイシートZ/NinjaノーマルシートMT/YZFCB400SF
Kawasakiのハイシートは815mm、CB250Rは800mmですが、CB250Rの方が高く感じます。これはシート幅、形状、シートの硬さ、サスペンションセッティング、ステップ位置などいずれかの影響でしょう。Kawasakiは車体すぐそばに足を置いてもステップに干渉しにくいですが、CB250Rは真横少し後ろくらいにステップがあり、多少干渉するので、より外側に足を置くことになります。体型によると思うので感じ方は違うかもしれないので、参考程度にしてください。
Yamahaは、足つきは最も良く感じると思います。逆に、股下82cmの場合は足が窮屈で、少なくとも長距離は負荷が大きいです。ハイシートオプションもないので、盛るしかありません。
低めが好みの人はCB400SFを除くとYamaha・Kawasaki、高めが好みの人はCB250R・Kawasakiにハイシートとなります。
取り回しの感覚は、クイック感とほぼ同じ結果です。最小回転半径と重量から、CB250Rの独壇場となります。KawasakiとYamahaも166kgから170kgなので、重さの面では取り回しに苦労はしないでしょう。ただし、Yamahaは回転半径が大型ミドルの一般的なものよりかなり大きいので、結果取り回しは最下位です。狭い場所で取り回す必要が有る人は注意が必要です。とはいえ、200kgと重いCB400SFより楽なことは間違いありません。
向き不向きですが、まずは、身長と筋力から。身長が高めの人はkawasakiハイシートかCB250R、身長が低めの人はYamahaが安全です。シートを加工する前提の場合はこの限りではありません。力がなく、160kgクラスが辛い人はCB250Rが安心ですが、シート高が高いので小柄な人には向かない、というジレンマがあります。
どれも許容できそうな体型の人は、パワー重視か軽量取り回し重視かで変わります。パワー重視ならZ400/Ninja400、取り回し重視ならCB250R、高速道路によく乗るなど走行の楽さ、バランス重視ならMT-03/YZF-R3が良いでしょう。
KawasakiとYamahaの250ccは、250ccにこだわる人、高回転を回したい人、少しでもコストを抑えたい人など、あえて400や320を避ける人向けです。250cc縛りがなければ、400、320ccの方が良いと感じる人の方が多いでしょう。CB250Rは、250cc縛りがなくても、軽さ重視で指名買いは十分にアリだと思います。
個人的には、つい乗りたくなるのはZ400、日常の相棒にはCB250R、という感想です。
比較シリーズの次回は、400ccネイキッドCB400SFとZ400大型ミドル各種バイクの乗りやすさランキングなどを企画しています。
では、皆さんも楽しいバイクラフを。