バイク比較

2023.02.10

目的別おすすめ250ccバイク

はいどうもペンたろうです。みんな大好き250ccバイクから、目的別に最適なものをピックアップします。

1.高回転重視

まずは高回転重視の人向けからいきましょう。

◎ZX-25R 45PS/15,500rpm 21N・m/13,000rpm

適正二重丸は、カワサキNinja ZX-25R。高回転と言えば、このバイクを除いて他にないでしょう。その代わり低回転は最高にスカスカです。でもそのデメリットを大きく上回る官能性は、好きな人はやみつきでしょう。

CBR250RR 42PS/13,500rpm 25N・m/10,750rpm

ホンダCBR250RRもあります。こちらはサーキットで敵なしの本格派、低回転トルクもあるので、日常使いも不満はないかもしれません。

○MT-25 YZF-R25 35PS/12,000rpm 23N・m/10,000rpm

続いて適正○レベルは、ヤマハMT-25、YZF-R25。先ほどの2台ほどではないものの、12,000回転で35馬力を発揮するエンジンです。回し甲斐ありますね。

Z250 Ninja250 35PS/12,500rpm 22N・m/10,500rpm

カワサキZ250、Ninja250もいい感じです。ヤマハとエンジンスペックはかなり近いので、あとは好みの差、というところでしょう。

VERSYS-X 33PS/11,500rpm 21N・m/10,000rpm

まさかの高回転エンジン、カワサキのアドベンチャー、VERSYS-X。こちらのエンジンはNinja250とベースが同じなので、アドベンチャーなイメージとはちょっと離れた高回転エンジンになっています。

2.街乗りトルク重視

次に街乗りトルク重視の人。普通の道をきびきび走りたい人ですね。

◎V-Strom250 24PS/8,000rpm 22N・m/6,500rpmGSX250R 24PS/8,000rpm 22N・m/6,500rpm V-Strom250とギア比同じ

◎はスズキV-Strom250。6500回転でピークトルク22Nmと、250ccの中では低めの回転でトルクが出ます。キャラクターと合っていますね。

スズキGSX250Rも、同列に挙げられます。この2台はエンジントランスミッションが同じで、エンジン出力、ギア比が完全一致、ホイールベースなどもおよそ同じです。ホンダの400XとCBR400Rも同じような兄弟ですね。キャスター角やトレール、重心などが違うので、キャラクターはもちろん違いますが、ある程度は似たような乗り味になります。

CB250R 27PS/9,500rpm 23N・m/7,750rpm 軽い

ホンダCB250Rも◎です。ピークパワーは単気筒の割に高い27馬力、ピークトルクは250ccでは高めの23Nmを7750回転で出します。車重の軽さもあって、街乗りのキビキビ感はなかなかのものですね。旋回性能も高く、扱いやすさは125cc並みです。

Rebel250 26PS/9,500rpm 22N・m/6,500rpm

ホンダ、レブル250も同じレベルでしょう。レブルはCB250Rとギア比が同じです。エンジンもベースは同じですが、セッティングが違いますね。車重はちょっと重くなっていますが、エンジンはより低回転トルク型になっています。

○CRF250L・CRF250Rally 24PS/9,000rpm 23N・m/6,500rpm CB250Rとギア比違う

○に分類したのは、ホンダCRF250LとCRF250Rallyです。これらもCB250R、レブル250と同じエンジンですが、エンジンセッティングとギア比をオフロード向けにしています。登り坂などはガンガンイケますが、その分低速よりギアなので、街乗りのストップアンドゴーなどはオンロードバイクよりちょっとだけ苦手です。

KLX230SM 19PS/7,600rpm 19N・m/6,1,00rpm パワーはないけど軽くてよく走る

カワサキのモタード、KLX230SMもここに入りそうです。19馬力、19Nmとパワーはないですが、軽い上オンロード向けにエンジンセッティング、ギア比などを設定しているので、なかなか元気に走ります。

3.足つき重視

次は足つき重視の人。シート高、シート幅、サスペンションの沈みなどが足つきに影響が大きく、車体が軽いとつま先でも軽くいけるので、そのあたりを考慮してピックアップしてみます。

◎Rebel250 690

まず二重丸、ここは当然レブルでしょう。シート高690mmのクルーザースタイルは、足つきの面では最強です。逆に身長が高い人はバランスがとりづらいと感じるかもしれませんが、車重が重くないので問題ないと思います。

○MT-25 YZF-R25 780

○はヤマハMT-25とYZF-R25がシート高780mmと優しめです。

スズキジクサー150も、シート高795mmですが、車体の軽さもあってココに入れていいんじゃないでしょうか。

△GSX250R 790

△には、スズキGSX250Rを挙げてみます。シート高790mmですが、車重が若干重めなので、ジクサー150の方が楽に感じる人が多いように思います。

Z250 Ninja250 795

カワサキZ250とNinja250はシート高795mmです。ヤマハとは15mm違いますね。

CB250R 800軽いから

ホンダCB250Rは、シート高800mmで、シート形状などからカワサキなどより足つき悪目ですが、車重がかなり軽く転倒しにくいので、ギリギリ△に入れました。

4.取り回し重視

取り回し重視の人にとって重要なのは、軽さ回転半径ハンドルの幅と高さです。

◎KLX230SM 136kg 2.1m

二重丸は、カワサキのモタードKLX230SM。136kgと軽量な上、最小回転半径が2.1mなので、ちょっと重い自転車です。

CB250R 144kg 2.3m

ホンダのCB250Rもこれに近い取り回し優等生です。ほぼ125ccクラスですね。

ジクサー150 139kg 2.6m

スズキジクサー150も軽いのでオススメです。最小回転半径が2.6mと、CB400SFと同じレベルなので、切り返しの回数は多少多いかもしれませんが、軽量なので十分でしょう。

○ジクサー250 154kg 2.6mジクサーSF250 158kg 2.6m

○はジクサー250とSF250です。ジクサー150と同じ回転半径2.6m、重さは150kg台とちょっと重くなりました。とはいえかなり取り回ししやすい部類です。

Ninja250 166kg 2.5mZ250 164kg 2.6m

カワサキNinja250とZ250も近いレベルです。車重は165kg前後なのでまだまだ軽く、回転半径も2.5、2.6mなので、十分優秀ですね。

5.旅

旅バイクに使うプチツアラーとしては、積載重量航続距離姿勢スクリーン・カウル装備がポイントです。

◎二重丸は、スズキV-Strom250。アドベンチャースタイルで、街乗りにもプチ旅にも使える優秀なバイクです。2022年の販売台数は126cc以上で総合7位と、安定の人気をほこります。

カワサキVERSYS-Xも同じくアドベンチャーです。こちらの方が高回転エンジンなので、旅ついでにワインディングをカチ回すのもいいかもしれません。標準でサイドパニアがついています。

ホンダCRF250Rallyもあります。オフロード車体にブロックタイヤなので、こちらは旅ついでに林道走ったりもできます。

○○はCB250RZ250Ninja250MT-25です。これらは8kgや10kg積載できるキャリアがあるので積載OK、航続距離も普通にあり、姿勢も疲れません。ネイキッドにはスクリーンを増設して、Ninja250は大きめのスクリーンに換えるとそこそこ旅できるバイクになります。

6.オフロード

オフロードを走りたい人は、かなり限定されます。

◎二重丸はホンダCRF250L。現行250ccオフロードバイクはこれしかありません。選択肢はないですが、十分な仕上がりなので良いでしょう。カワサキKLX230とヤマハセローは廃番になったので、今後の開発次第ですね。

○○はKLX230SMです。モタードでタイヤがオンロードタイヤなので、走れる場所は普通のオフロードバイクよりも限定されますが、車体はオフロード仕様のため、車体を自由に動かせて、ダートや軽い林道くらいは問題なくいけるでしょう。

ちなみに、何となくオフロードが走れそうな気がするV-Strom250やVERSYS-Xは、オフロード走行禁止です。タイヤが若干それっぽく見えますが、車体も重く相当なスキルがないと無茶なのでやめましょう。アドベンチャーバイクは、普通のオンロードバイクです。メーカーも「著しく路面状況の悪い場所での走行(オフロード走行等)を想定したモデルではございません。」としっかり書いていますね。