フルカウルバイク、前傾ヤバさランキング【国内全30車種】
2024.02.25
2023.03.01
まだまだ現役、空冷エンジンバイクをピックアップしました。
GBSRKLXSEROW〜BOLTCB1100〜ジクサー
はいどうもペンたろうです。まだまだ現役、空冷エンジンバイクを紹介します。
まずは売れ筋バイク。ホンダGB350、GB350S。空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒348ccです。インドで販売されていたハイネスCB350を2021年にGB350として日本で販売開始しました。59-22022年の販売台数は126cc以上で堂々のトップ、125cc以下を加えてもPCX125に次ぐ2位という、爆裂人気なバイクです。エンジンには優秀なバランサーがあるので、不快な振動をカットしています。このバランサーメカニズムは、特許出願中らしいですね。低回転域は音は大きいものの振動は少ないですが、高回転域になると空冷単気筒らしい振動が顔を出します。2023年モデルは、明るめな色になります。爽やかでいいですね。発売日確定にはもうしばらくかかりそうです。63-2GBは面白いバイクなので、またこんど特集したいと思っています。
ヤマハSR400。空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒399ccです。
400cc単気筒なので、結構大きいシリンダーですね。66-2SR400は、43年販売され続けた名作で、セルさえあれば日常使いしたい、とても乗りやすくフレンドリーなバイクです。パルス感はなかなかの優れもので、このためにこのバイクに乗ると言ってもいいくらい、何者にも代えがたい気持ちよさがあります。低回転のドコドコいわせて加速するフィーリングが最高です。1500から3000回転の間を使って走るのがSRの醍醐味ですね。
高回転は不快なだけでいいことはなく、できれば4000回転以下くらいで走り続けたいところですね。5000回転になるとただの苦行です。最終形の2019年モデルとFinal editionはピークトルク発生回転数が3000回転に下がっているので、低回転で十分キビキビ走れます。GBと違いバランサーなどはないので、エンジンをかけた瞬間に衝撃を受ける、驚異の振動レベルです。ヘッドライトが照らす先は大地震のようで、ミラーの揺れもすごいです。ただ走り出すとミラーの揺れは感じなく、後ろが見づらいこともありません。
音はうるさくもなく、静かすぎることもなく、ちょうどいい感じだと思います。キックスタートのためできるだけエンジンを止めたくないので、アイドリングが長くなりがちですが、近所迷惑のようなこともないですね。純正マフラーは音響室でサウンドチューニングした極上の逸品です。
空冷エンジン250ccクラスからは、カワサキ、KLX230SM。空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒232ccです。オフロードバイクのKLX230、KLX230Sはラインナップから消えて、なぜかモタードだけ残る、という不思議な状況になっています。カワサキさんのやることは読めません。2022年のモデルは、2022年11月以降は排ガス規制の関係で生産できないので、少数販売のまま終了するか、排ガス規制に対応するかのいずれかです。競技用のオフロードバイクは作っていますが、今後排ガス規制を通してまで作るんでしょうか。相変わらずカワサキさんは読めません。このエンジンですが、125ccオフロードバイクくらいの軽い感じです。この辺の排気量になってくると、空冷らしい粗い感じがちょっと垣間見える気がします。
ヤマハ、SEROW空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒249ccです。
2021年に新車在庫が全て売り切れて、メーカーWebサイトからも消えました。同じカテゴリーのホンダCRL250Lは水冷で、CB250Rやレブル250の仲間です。ホンダの水冷に比べると、エンジンは荒っぽい感じで、空冷単気筒感がありますね。オフロード感があって、これはこれで好きです。車体も空冷の分軽いので、セローは空冷エンジンのメリットが存分に生かせているように感じます。復活してくれるといいんですが、なかなか難しいでしょうね。MT-25のエンジンを使ったTenere250などはあり得なくもないですが、フレーム新設計してまで出すのは難しそうな気がします。
次はより大きい排気量の空冷エンジンですが、ちょっとした空冷の悩みについてまとめてみました。1.フィンの掃除がめんどう雨が降ったりして、汚れると面倒なんですよね。49-2シルバーのエンジンはまだいいんですが、49-3黒だったりすると汚れが目立つので大変です。スポンジで洗おうにも難しいので、高圧洗浄が楽です。50-2高圧洗浄はラジエーターが壊れやすいですが、空冷エンジンにはラジエーターがないので、思う存分水を噴射できます。ただホースなど無駄に当てず、フィンだけ狙ってささっとかけるのがいいと思います。
2.真夏の暑さが心配よくエンストした話なども聞きますが、インジェクションのバイクは普通平気だと思います。真夏の酷暑でSRを走らせたりもしますが、止まったりしたことはないですね。その他のバイクも含め、エンジン不調の経験もありません。
3.オイルが汚れがち一般的な水冷バイクは、1年1万km交換が指定されていることが多いですが、空冷は3,000kmくらいになっています。金属の熱膨張の関係で汚れやすいらしく、オイル交換頻度は高めにした方が良さそうです。
7.BOLTでは大排気量空冷エンジンにいきましょう。ヤマハBOLT Rスペック。空冷4ストロークSOHC4バルブV型2気筒941ccです。
空冷Vツインと言えば、ハーレーが代表的ですが、そのハーレーも最近水冷エンジンモデルが発売されています。排ガス規制などの関係で、今後大排気量の空冷エンジンを存続させるのは難しいでしょう。80-2このクラスの空冷エンジンが好きな人は、手放さず大事にした方が良さそうです。BOLTもおそらく今後大きなモデルチェンジはせず、現行の形で終了になるのではないでしょうか。グレーっぽい水色のような色が好きで、うっかり衝動買いしそうになったことがあります。BOLT派生のスクランブラーSCR950もありました。これもなかなかいい感じのスタイルです。
ホンダCB1100空冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒1140cc
2021年にファイナルモデルが発売され、歴史に幕を閉じました。
この空冷4気筒エンジンの存在感はなかなかのものです。乗ると、水冷4気筒とはまた違った荒々しさというか、力強さを感じますね。4気筒エンジンと言われると、ヒューンという感じのイメージを持つ人が多いと思いますが、このエンジンはヒューンではなくグォーという感じです。
取り回しは重くてしんどいですが、空冷4気筒エンジンの独特な感じは唯一無二の価値があります。
ホンダ系列の会社が運営するライディングスクールのホンダモーターサイクリストスクール、通称HMSで初級から使えます。1日レンタルバイク借りるより割安で、さらにライディング技術が飛躍的に向上するので、CB1100を体験してみたい人はHMSをおすすめします。レンタルバイクで破損すると修理代が大変ですが、HMSで転かしてもタダです。このバイクでタイトコーナーを駆け抜ける練習をすると、大抵のバイクは楽にコントロールできると感じるでしょう。
小型クラスを紹介する前に、ちょっと余談です。コンパクトなバイクは空冷エンジンが多いですが、水冷エンジンのモデルもいくつかあります。スズキのGSX-R125 /S125は結構人気のモデルで、小型ながら高回転エンジンなので、レッドゾーンが11,500回転です。28-2常に7,000回転キープくらいで走りたいエンジンですね。国内ではまだ発売されていませんが、ヤマハのXSR125やMT-125、YZF-R125のエンジンも水冷単気筒です。GSXと同じようなキャラクターですね。入手出来たら詳しく紹介したいモデルです。
では小型です。ホンダの125ccシリーズGROMMonkey125DAX125Super Cub C125CT125・ハンターカブなど、エンジン型式は違いますがおそらくベースは同じものと思います。これらのエンジンは、空冷4ストロークSOHC単気筒123ccです。125ccは、エンジンのサイズが小さいので、空冷も水冷も大きく乗り味は変わらないと感じる人が多いと思います。エンジンの露出も少ないので、ぱっと見には空冷か水冷かわかりづらいですが、そもそもほとんどの人は気にしていないと思います。コンパクトなバイクは、シンプルに空冷の方が値段も安くて良いですね。このホンダの125cc群は、各種セッティングがそれぞれ違うので、乗り比べると意外にフィーリングが違います。GROMが一番高回転まで回る感じがします。GROMにはレースベース車もありますね。
次はカワサキZ125Pro。空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒124ccです。ホンダのコンパクト群と同じような位置づけですが、2023年以降のモデルは国内で販売しないので、まだ残っている新車在庫で終了です。ピークパワー8,000回転と、比較的高回転寄りで、実際に走っても結構回したくなりますね。空冷にしてはよく回るエンジンだと思います。
スズキ、ジクサー150。空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒154ccです。250ccのジクサー250、ジクサーSF250は油冷エンジンで、エンジンオイルをラジエーターのような経路で冷やします。大きく分けると空冷になりそうですが、今回は除外しています。ジクサー150の方は純粋な空冷エンジンで、街乗りトルク重視なので、高速に乗りたい人の受け皿になっていますね。値段も安く、GROMと同じですが、実売価格はジクサー150の方が安いです。
比較的最近の空冷エンジンバイクをピックアップしましたが、絶版バイクや気筒数での比較なども今後のテーマとして企画しています。