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バイクに必須なスマホマウントの方法をいろいろ試したのでまとめました。各製品の比較と、バイク用品店に売っていないグッズなどもあわせて紹介します。
バイクにスマホは必須な現在、スマートなマウント方法を紹介します。
ボール、専用系などマウント方法、スマホ接続パターン、バイク用品店には売っていない使えるグッズなども紹介していきます。
まずバイクへのマウント方法から。一つ目は、ボールで連結してマウントするタイプです。各社ボール対応パーツがあることも多いので、とりあえずボールで繋げておくと汎用性が高いです。ボールのタイプは、RAMマウントがメジャーです。ジョイントの長さ、取り付け方法がかなり多岐にわたっていて、およそどんなバイクとスマホの組み合わせでもどうにかなることが多いです。
スタンダードなハンドルマウント、U字ロックのようなものから、ステムホール用、マスターシリンダークランプベース、ミラーマウント、鰐口タイプなど、合う部品を探せばどこかにはつけられるでしょう。
ボールの場合、ボール対応パーツでいろいろ組み合わせができ、例えばカメラをマウントしたり、小物入れをマウントしたりと、汎用的なグッズでいろんなことができます。バイクを換えてもある程度流用できるので、コスパに優れます。
インカムのB+COMでおなじみのサインハウスもボールマウントを販売しています。こちらはRAMマウントよりも高級感があり、RAMマウントのもっさりした感じがイヤ、という人におすすめです。部品の数は少ないので、RAMマウントほどはどこにでも付けらませんが、16-2普通にハンドルマウントする分にはおよそ大丈夫です。ちょっと値段が高いですが、カッコイイので好きです。
専用系次に専用一体型ですが、こちらはバイクへのマウントからスマホロック部分まで専用のジョイントになっているタイプです。各メーカー専用で、原則として汎用性はありません。その分比較的省スペースですっきりマウントできます。部分的にボールに対応しているパーツもあり、例えばSPコネクトやクアッドロックには末端部分がボール上になっていて、ボールタイプのアームとジョイントできるパーツもあります。この辺をうまく組み合わせると、ベースから買い直さなくてもスマホホルダー部分だけ移行したりもできます。
スマホのロック方法ですが、大きく分けるとセンターロックと周囲ロックの2つがあります。
センターロック系まずはセンターロックですが、スマホを回転させるなどしてロックするタイプです。スマホを付けていないときもそれほど邪魔になりません。センターロックタイプは主にSPコネクト、クアッドロックがあり、どちらも一長一短あります。SPコネクトは、真横に向けて90°回転するタイプで、片手で取り付け、取り外ししやすいのがポイントです。ただし、取り付け方向が一定になり、縦向きか横向きのいずれか一方の固定方法になります。
クアッドロックの方は、斜めにした状態から45°回転させて取り付けます。こちらは付けるときに縦横を選べるので、用途によって向きを変えたい人にはおすすめです。取り付け時は慣れれば押して回せばOKですが、取り外しはロックを押しながら行う必要があるので、片手だとちょっとやりづらいです。ただし熟練すれば親指で押しながら回す、といった芸当も扱えるようになります。
これら2つは、ちょっと値段が高めで、SPコネクトの方はスマホケースが6,000円台、バイクへのマウントが10,000円から15,000円くらいです。クアッドロックはスマホケースが6,000円弱、マウントが7,000円から10,000円です。
これにカメラ破損対策のダンパーやワイヤレス充電などつけると、結構な金額になってくるので、出費がかさみますね。
比較的新しい、ピークデザインという磁力と爪でロックするタイプがあります。こちらはSPコネクトやクアッドロックのように回転操作が必要なく、取り外しは最高に楽です。クアッドロックにもMAGシリーズという磁力仕様がありますが、今のところ屋内用のみのようです。どれを選べばいいか、どんどん悩ましくなってきますね。
周囲ロックは、外周をガシッとロックするタイプです。安定感がありますが、スマホをつけていない時間が長い人は見た目邪魔かもしれません。
RAMマウントは汎用的なものの、スマホのボタンに当たりやすいので、スマホのボタンの位置によっては実質使えないこともあります。ゴムをいちいち付けないと吹っ飛ぶことがあるので、手間もかかるのがマイナスポイントです。
サインハウスの3点ホルダーは、重厚感と高級感があります。スマホの付け外しの際は後ろのネジを手で回すので、RAMマウントのゴムより楽です。ボタンも当たりにくいと思うので、およそ機種を選ばないのがメリットです。
デイトナオリジナルホルダーも3点式で、レバー操作で付け外しします。37-2バンドを付けてね、ということなので、手間はRAMマウントと同じくらいでしょう。
その他、AMAZONなどでもいろいろあるので、お好きな物を探してください。
ではここから、利便性に振ったおすすめの方法です。コスト度外視なので注意してください。比較的簡単ですっきりするのは、センターロックタイプを専用マウントでマウントする方法です。
例えばSPコネクトの場合、ハンドルマウント、ステムマウント、バークランプマウントクラッチマウントとあり、どれかを使えば付けられるケースが多いでしょう。
クアッドロックやピークデザインも同様にいくつかのマウント方法が選べます。
スマホケースもセットで揃えてしまえば手軽に構成できるので、自分のバイクにマウントできそうであれば専用品で揃えると簡単です。バイク用品店で取り付けまでお願いすることもできるでしょう。
センターロックタイプは、どれもボールタイプがあるので、先までボールでつないでおけばだいたいどうにかなります。
さらに、ジョイントの長さや角度もコントロールしやすいので、ベストポジションにマウントできます。
—連結用ボールを使うと、伸ばしたり途中で折り曲げたりと、かなり自由に設置することができるので、個人的には迷ったらとりあえず末端まではボールでつないでおくことをおすすめします。
ボールのマウントとジョイントは、RAMマウントか、見た目重視ならサインハウスです。
バイクにスマホをマウントするとカメラが壊れやすいですが、対策ダンパーが発売されたのはたぶんクアッドロックが最初だと思います。その後およそどこのメーカーもダンパーのラインナップが進んで、SPコネクトにもあり、ピークデザインはマウントに標準装備のようです。
とはいえ過信は禁物で、セローにクアッドロックのダンパーをつけて走行していたところ、見事にカメラが壊れました。スクリーンのバーに着けていましたが、こちらの方がハンドルより振動が大きいのか、数回走って壊れています。
ワイヤレス充電モジュールはSPコネクト、クアッドロックにあり、これらをセットしておくとケーブルの抜き差しをせずに充電できるようになります。
SPコネクトは輸入代理店がいくつかあり、バイク用はデイトナ、自転車用はインターテック、と分かれています。そのためバイク用品店には取り扱いのない商品もありますが、その中で結構使えるのがウェッジケースです。こちらはスマホよりちょっと大きいくらいのサイズで、ある程度深さがあるので小物が結構収納できます。モバイルバッテリーを入れて走行中にハンドルまわりのUSB電源から充電したり、電源を取り出していないバイクのスマホ給電用にすることなどもできます。上の面にスマホをマウントできるので、小物入れのためにスペースを余分に取ることもなく、必要な時はケースをはさんでスマホをマウント、普段は直接スマホをマウント、という使い方もできます。
サイズ的にETC車載器を入れることもできます。ETC車載器への給電を車体から直接でなく、USB給電やモバイルバッテリー給電にしていれば、取り外し簡単な上、普通に使えます。ETCは、車載器メーカーの想定に準じた方法で利用してください。
SPコネクトは新型と旧型があるので注意が必要ですが、必ずしも新型が全て優れているわけでもありません。ボールタイプの新旧ではサイズが違い、旧型はカメラマウントやウェッジケースマウントにも使えたりと、旧型の方が優れている部分もあります。
汎用性を高めるアダプタなどいろいろあり、新型旧型のコネクションの違いなどもあるので、ニーズがあればSPコネクトを掘り下げてみたいと思います。