フルカウルバイク、前傾ヤバさランキング【国内全30車種】
2024.02.25
たびたび出番のあるスパナです。これはほぼミラー専用ですが、他の用途にも一応使えます。
バイクのミラーがズレると、ナットを締めて調整が必要になります。バイクのミラーはダブルナットになっているのが一般的で、スパナが2本ないと作業ができません。
例えば14mmのナットであれば、12×14mmと14×17mmという一つ大きいサイズを組み合わせると、2本のナットを締められます。12mmナットなら10×12mmと12×14mmという感じで揃えるのが良いと思います。
およそ14mmのバイクが多そうな感じがしますが、10×12mm、12×14mm、14×17mmという3サイズを揃えておくと、大抵対応できると思います。
車載工具にスパナが2本入っていれば、およそミラーのダブルナットを回せると思いますが、車載工具自体がないものもあります。最悪12×14mmを1本用意しておけば、下をがっちり締めて、もう片方をほどよく締めることで応急処置はできます。
スパナは他の六角ボルトを回すのにも使えますが、頭をなめやすいので、できれば後で紹介するソケットレンチやメガネレンチを使うと安全性が高いです。
筆者はKTCのスパナを使っています。普通のスパナのほかに、ラチェットコンビネーションレンチというものもあります。片側がスパナで、もう片方がメガネレンチのラチェット型です。クリクリ連続で回せるようになっていて、これもなかなか使いやすくて便利なのでオススメです。
ドライバーもよく使う工具ですが、サイズに注意しないと悲惨なことになるので、よく使うサイズを知っておくと良いです。
いわゆるプラスドライバーは、大きさごとに1、2、3とナンバリングされています。2番が汎用的で、家具の組み立てなども含め一番よく使われています。
意外に大きい3番もたびたび使います。バッテリーのネジなどは3番を使うことが多いです。バッテリーは後で説明する8mmソケットでもわりといけますが、3番ドライバーは持っておくと良いです。ナンバープレートのネジも3番ドライバーが使えるものが多いですね。
1番は積載部品などに使われていることがあります。トップケースのベースの蓋など、メーカーによっては小さいネジで固定しているので、この1番が活躍することもあります。
小さいネジに大きいサイズのドライバーを使うと入らないので回せませんが、逆に大きいネジに小さいドライバーを使うと高確率でネジを壊します。必ずサイズの合ったドライバーを使うようにしてください。
マイナスドライバーはバイクのパーツ類にはあまり使いませんが、オイル缶の蓋を開けたり、テコの原理で力をかけたりと、意外に使うシーンもあります。
まとめると、まず+2番、次に+3番。この2つは用意しておくと良いと思います。余裕があれば+1番と、あとはマイナスを諸々という形ですね。
他にも精密ドライバーセットがあると、たまに出番が出てくることがあります。
六角レンチは日常のDIYでもよく見かけますが、mm単位でサイズがたくさんあるので、セットを持っておくと楽です。
よく使うのは3mmから6mmあたりで、最低限3mm〜6mmの4本があるとわりとどうにかなります。
あとは平たい頭のタイプが狭い場所では使えるので、こういったものもあると便利だと思います。
この辺から、本格的に部品取り付けなどの作業をするのに必要なツールになります。
ソケットレンチはラチェットレンチなどのハンドルとソケット、エクステンションなどを組み合わせて使うものです。
19mm、21mmなどさらに大きいものもありますが、バイクの普通の作業では使うケースが少ないので優先度は低めです。
一番使うのが六角ボルト用ですが、六角レンチセットと同じ用途の凸型ヘキサゴンビットソケットもあります。他にもプラスネジ用のクロスビットソケットや、星形トルクスネジ用のトルクスビットソケットなどもあります。
これらも利用シーンは多く、特に後で紹介するトルクレンチを使う場面などでも活躍するので、必要に感じたら追加すると良いと思います。
よく使うヘキサゴンビットソケットは5mm、6mm、8mmあたりです。およそこの3サイズがあればOKで、細い3〜4mmもたまに必要になりますが、小さいものは六角レンチセットで形がつくことが多いので、必要に迫られてからでも良いと思います。
ソケットには普通の短いタイプのほか、ディープソケットという長いものもあります。奥行きが深く、ナットを回すときにボルトが長く飛び出してくるような場所では、普通のソケットでは対応できないのでディープソケットが活躍します。
ディープソケットだけでも汎用的に対応できますが、狭い場所にはレンチが入らないので、普通の短いソケットも持っておくと対応幅が広くなります。
六角ソケットには6角と12角があります。12角の方が制約が少なくて使いやすいですが、強く締まったボルトなどを回すときは6角の方がなめにくいので、ヤバそうなときは6角を使うのが良いと思います。
ハンドルにもいろいろなタイプがあります。
ラチェットレンチは繰り返し回す作業の効率が非常に良いので、一番よく使います。ラチェットはギアの歯数が多い方が作業しやすく、90枚前後のものはとても使いやすいですね。
筆者はKTC上位グレードのネプロスやスナップオンを使っていますが、最近はKTC標準モデルも歯数が90枚にグレードアップしました。
締める側と緩める側をレバーで切り替えることで、効率よく作業できます。
他にも長めのスピンナレンチがあると比較的便利です。接続部分の角度を変えられるので、状況に合わせて使えます。
手で回せるクイックスピンナなどもあります。手で力をかけてクルクル回せるので、これも作業効率が上がって便利です。
ソケット接続部の大きさにはいくつかあり、小さい順に6.3sq、9.5sq、12.7sq、そのほか19sq、25.4sqなどがあります。
バイクの作業には9.5sqがあれば、大抵のことには対応できます。細かい作業には6.3sqもあると便利ですが、9.5sqで代用できるので、やり込み系の人以外はわざわざ揃えなくても大丈夫だと思います。
筆者はKTCの12.7sq超ロングスピンナハンドルを持っていますが、無敵の強さでどんなボルトでも回ります。
ボルトが適正トルクで締められていないと、走行中に緩んだら目も当てられません。積載部品なども含め、緩むとまずい箇所はぜひともトルク管理をしたいところです。
特に一般人ほど手の感触だけではトルクがわからないので、一定レベル以上の作業をする場合にはトルクレンチを導入してください。
デジタル式でわりとオススメなのが、KTCのトルクルです。スマホとBluetoothでつなげて、現在のトルクを画面表示できます。
トルクルのデメリットは端末の大きさです。どうしてもその分だけスペースを使うので、狭い場所では使いづらいところがあります。地面に近い部分や入り組んだ部分では、他のものが必要になります。
シグナル式は、あらかじめ目標トルク値をセットして締めていくだけで、規定トルクになるとカチッと知らせてくれるものです。同じトルクでいくつも締めるときには非常に便利です。
シグナル式では東日製作所のプリセット型トルクレンチがなかなか使いやすくて良いです。サイズがいろいろあり、ヘッドも交換できます。
メガネレンチ型のヘッドなどもあるので、かなり狭い場所にも差し込めます。モンキーレンチタイプのヘッドもあり、いざというときにこうした仕様は頼りになります。
サイズが豊富な反面、ハンドルとヘッドの接続部にもいろいろなパターンがあり、合う組み合わせにしないといけないので、ややプロ向け感があります。
ネジを緩めて目標トルクに合うよう値を調整し、ネジを締めて固定します。その状態でボルトを締めていくと、最終的に目標トルクでカチッと知らせてくれます。
この辺から「あると便利」くらいで、優先度は低くなってきます。
強めのトルクがかかる箇所で活躍するのが、ロングスピンナレンチとロングメガネレンチです。
ロングスピンナがあれば大体いけますが、スペースによってはメガネでないと入らないこともあります。四輪の足回りのようにスペース制約があると、超ロングメガネレンチなども活躍します。
モンキーレンチはボルトサイズに適応しやすいものの、うまく使わないとネジをなめるので、困ったとき用という位置づけです。どうしようもないときにごく稀に出番があるので、1本あると安心ですね。
狭いところに使える板ラチェットは、バイクだとキャリアの脱着などで必要になることがあります。形状にもよるので滅多に必要になりませんが、それほど高くもないので一式持っていると面倒が減ります。
電装品を自分でいじる人は、さらに専用の工具が必要です。
電線を切るためのニッパー、被覆をむいたりギボシをかしめたりするための電工ペンチ、通電確認用の電線テスターあたりは必須アイテムです。
ほかには部品として赤線・黒線の各種サイズ、ギボシ、カプラー、結束バンドなどを在庫として揃えておくと、作業がスムーズに進められます。
ごく稀に使われるのがコインドライバーです。
カワサキ エストレヤのオイル注入口などに使われています。自分で作業していればそれほど強く締めないので、硬貨や大きいマイナスドライバーでも普通に開けられますが、外に作業を依頼すると強く締まっていて、なめそうになることもあるのでコインドライバー必須です。
ハンマーは滅多に使いませんが、例えば固着したネジなどにラスペネなどの潤滑剤を浸透させつつ、叩いたりすることがあります。
ショックドライバーという、叩く力を回転力に変えるものもあり、これとハンマーの組み合わせも有効です。
インパクトレンチは、電気や圧縮空気の力でボルトなどを回すレンチです。強力な力をかけられるうえ、手で回す手間が省けるので作業効率が格段に良くなります。
ただし締めるときに使うと、トルクリミット機能がない場合はオーバートルクになりやすいので、使い方には注意が必要です。
作業には照明も重要です。バイクは場所によって作業ポイントが陰になりやすいので、角度を自在に調整できるライトがあると便利です。
筆者はTONEのLED三面回転ライトを使っていますが、照明を上から当てたり下から当てたりと自由自在なので便利です。
接触不良が起こりやすいフロントブレーキスイッチの交換など、下からネジを回す作業では劇的にやりやすくなります。バッテリー交換など、シート下の作業でもうまく光を当てやすいですね。
工具の選び方ですが、できるだけお金をかけたくないですよね。
ただ、安いものは見た目が一緒に見えても現物の精度が低く、ボルトをなめたりしやすいです。作業効率も悪いので、信頼性の低いものには手を出さない方が無難です。
9、
くれぐれも筆者はKTCの回し者ではありません。
ほかにはアメリカのスナップオンもとても性能が高いです。スイベルラチェットなどを使っていますが、とても使いやすいですね。
精度をそれほど求めないものには、アストロプロダクツなどは安くて悪くないので、ちょっとした作業用に使っています。
車載工具代わりに持ち運ぶなら、軽量工具セットも便利で、各社からツールセットが出ています。
KTCライダーズメンテナンスツールセットも筆者は使っていますが、常に携帯するには多少重いので、バイクに箱を積んでいてスペースと耐荷重に余裕がある人か、日常作業メインの人に向いていると思います。