フルカウルバイク、前傾ヤバさランキング【国内全30車種】
2024.02.25
今回は、筆者の手元に残っていたカワサキZX-4R SE(青色)をできる限り高値で売却するまでの過程をレポートします。「宣伝一切なし」のガチ実体験として、GooBike、Katix、バイク王など複数のサービスを同時に試し、最も条件のよい売却先を探しました。これからバイクの売却を検討している方にとって有益な比較情報になるよう、査定手順や業者対応まで詳細にご紹介します。
バイク売却には「写真査定」と「一括査定」が主な手段として存在します。写真査定は、インターネット上にバイクの写真や車検証データをアップロードすることで、業者が査定額を提示してくれる非対面型のサービスです。
写真査定の流れ
一方、一括査定は複数の業者にまとめて査定依頼を出し、実際に現地での確認を経て買取額が決まります。写真査定は手軽で電話も少なく、対面不要。一括査定は高値が期待できる反面、電話対応や業者の訪問対応など手間が増える点も。
画像引用:https://www.goobike.com/kaitori/?prt_measurement=owned&baitai=goobike
GooBikeの査定には、バイクの外観を示す前後左右の写真に加えて、オドメーターや給油口の写真も必須です。筆者は倉庫で保管していたZX-4Rの写真を数十枚用意し、見やすいアングルで撮影。正面写真がやや斜めだったため、GooBikeから「正面写真を再提出してほしい」と依頼が来ました。幸いにも、上半分・下半分を個別に撮影した写真があったため、それを提出。また、スマホアプリを使って車検証のPDFを作成し、アップロードも完了。査定はオークション形式で、業者が自動的に入札を行い、最終日に向けて価格が変動していきます。実際に、最終日前日までは低価格でしたが、終了直前に一気に価格が上昇し、最終的には95万7,000円の入札がありました。
画像引用:https://bike.katix.co.jp/
Katix(カチエックス)も、写真と車検証データをアップロードする形式です。こちらでは給油口の写真は不要でしたが、提出する内容はほぼGooBikeと同様。Katixは入札期間が1日と短く、当日中に80万円台の入札が入りました。終了後、再交渉機能を使って「100万円であれば売却する」という希望を伝えたところ、最終的に95万1,000円まで価格が引き上げられました。ただし、GooBikeと比較すると最高額には至らず、今回は見送りとしました。
画像引用:https://www.motortrade.co.jp/
一括査定にはモータートレードというサービスを利用しました。申し込み後に市場相場リストがメールで届き、その後、複数業者から電話連絡が入りました。バイク王からは95万円の上限買取価格を提示され、他の業者からはメール連絡や訪問査定の提案がありましたが、電話がひっきりなしに来る点にはやや煩わしさも感じました。ただし、現地で査定してもらえるため、状態の良い車両であれば写真査定以上の金額が期待できる場合もあります。
バイク王、Katix、GooBikeの最終査定価格
すべての査定結果を比較すると、GooBikeが95万7,000円でトップとなりました。次点はKatixの95万1,000円、一括査定でのバイク王が95万円です。GooBikeのオークション形式が功を奏し、終了直前の自動入札によって価格が跳ね上がったことが勝因です。なお、Katixの再交渉は便利な機能ではあるものの、GooBikeほどの上昇力は見られませんでした。
KAWASAKI ZX-4R SE
GooBikeでの売却確定後、担当業者のバイクボーイから即日で連絡がありました。電話で日程調整を行い、当日中に積載車で引き取りに来訪。ベテランのスタッフが丁寧に対応し、書類確認と車両チェックの後、その場で現金100万円を手渡されました。現金が1,000円多かったため返却するというエピソードもあり、やり取りは非常にスムーズでした。引き渡し時には、車検証、自賠責保険証、印鑑が必要。また、名義変更後の車検証コピーを必ずもらうようにしましょう。税務処理やトラブル防止にも役立ちます。
今回の体験では、複数の査定サービスを同時に利用することで、最高額を提示した業者を選ぶことができました。写真査定は手間が少なく、ネット完結でスムーズ。特にGooBikeのオークション形式は高値を引き出す効果がありました。一方、Katixは業者数が多く、再交渉の余地がある点が魅力ですが、価格上昇の幅はやや控えめでした。一括査定は電話対応が面倒ではあるものの、現物を見てもらえるため、状態に自信がある車両なら試す価値があります。本記事が、バイク売却を検討中の方の参考になれば幸いです。