最近買ったカワサキたちの、変な魅力

1.Z125 PRO

個人的にゾンビと呼んでいるZ125PROは、生産はとっくに終了しているのに、メーカーサイトにずっと載っています。

たぶん各地に在庫がたんまりあるんでしょう。

ホンダGROMチームに勝てそうもないので、アップデートを諦めて生産終了したような感じになっています。

KAWASAKI Z125 PRO

KAWASAKI Z125 PRO

4速トランスミッションですが、逆にシフトチェンジが少なくて乗りやすかったりします。

全体的にコンパクトなのでハンドル位置が低くてシートも薄く、直立でケツ痛まっしぐらという仕様になっていて、いろいろ自分好みに改造しないと、乗りづらいという人も多いかもしれません。

筆者はまずケツ痛対策として、アメリカ仕様の純正ハイシートで乗っていましたが、そうすると今度はハンドルが低くて、ハンドルを上げたいなと思ったり、どんどん手を入れたくなってしまうというそんなバイクでした。

なかなかにアグレッシブに走れて面白いバイクで、下道ツーリングが楽しいバイクです。

在庫残りの新車が割と安く売っているので、ちょっとした遊びマシーンを欲しいと思ってる人は、狙ってみるといいかもしれません。

2.Z400

当時CB250Rを買おうと思っていて発売が延期になり、代わりに軽めで下道をブイブイ走れるというものを探していて、Z400がいいなと思い良さげだったので買ってみましたが、時速100km前後のハンドル振動がだいぶやばかったです。

KAWASAKI Z400

KAWASAKI Z400

仲間のELIMINATORは全然平気で後発でおそらく、その不快な振動を対策したのではないかと思います。

購入するときはNinja400とどちらにしようか迷っていて、Z400にしたのが運の尽きで、たまたま購入したZ400がハズレ車両でまともに動かず、販売店で修理すると言っても結果いろいろあり、1年直らずという話は鉄板ネタでよくしていますが、所有期間は1年ですが、乗っていた時間は正味1ヶ月ないぐらいの、とても残念な状況になってしまいました。

結局あの不良車両はその後どこでどうしているのか気になりますが、ちゃんと直されて誰かの手に渡っていたのか、海外にでも売られたのか消息は不明です。

3.KLX230SM

モタードのKLX230SMは軽量で下道を楽しく走れて、意外に高速も走れるという、なかなかに万能感がある不思議なバイクです。

登場した時は排ガス規制の関係で、発売当月いっぱいしか生産ができないという、すさまじい状況になっていて、少量生産で引退という奇妙な状況になってました。

KAWASAKI KLX230SM

KAWASAKI KLX230SM

まさか1ヶ月だけ生産販売して終了するというのは、普通では考えられないので、また1、2年で復活するんだろうなという風に大方で予想されていましたが、その通り、オフロードのKLX230と合わせて、シェルパも追加されて復活しました。

話題にはなって一部には喜ばれていますが台数は出ておらず、今後も細々と生産しながら、エンジン共用のファミリーと合わせて頑張っていこうという、そんな作戦かと思います。

4.ESTRELLA

重厚な乗り味の250ccエストレヤ。

車体は小さいし重くもないので、身長が低めの女性にもオススメです。

今時こんなにメカメカしいフィーリングの250ccというのも珍しく、とても特徴的です。

KAWASAKI ESTRELLA

KAWASAKI ESTRELLA

ふとエストレヤをレンタルで乗りたいなと思い、レンタルで置いてあるところを色々探しましたが、なかなか多くなくて、近場に見当たらなかったので、じゃあ買っちゃえばいいかということで買ってしまった経緯があります。

しかもなぜかトチ狂って2台買ってしまい、ごくたまに乗る状態で倉庫に眠っていますが、あまり動かさないのも可哀想なので、そろそろ1台手放そうといつも思っていますが、なんだかんだまだ手元に置いてあります。

5.ZX-4R

超高回転エンジンの4気筒バイクZX-4Rですが、クイックシフターもあって、シンプルにカチ回していくのが、なかなか楽しいバイクになっています。

それでいて回さなくても普通に乗りやすいので、期待を裏切る万能バイクになっています。

KAWASAKI ZX-4R

KAWASAKI ZX-4R

いい方に期待を裏切ってくれているので、とてもありがたいんですが、あとは積載力があれば、さらに何でもできる完璧マシーンになるので、積載部品で拡張していきたいのですが、使えるキャリアなどは少なく、汎用的なサイドバックとかをうまいことくくりつけるとかです。

そういった形が現実的な仕様になっています。

2掛けフックはなかなか多いので、汎用品を使いやすいというところはメリットですね。

このZX-4Rは手元に来た経緯は、Z400が先ほどお話ししたとおりちょっとアレだったので、販売店との協議の末、差し替えたというふうな形になりました。

Z400がなかなか直らないね、みたいな話をしていたところ、ちょうどこのZX-4Rが発売になり、青色が魅力的だったので、じゃあこれ買うかっていう話で進めていったという流れです。

これの丸目が出るというウワサはしばらく流れていますが、今のところ噂止まりです。

タイミングが悪いとホンダがまたCBを出して潰しに来そうなので、その辺の動きによるんでしょうか。

エンジン勝負になるとホンダ相手では少々分が悪いところもあり、今後どういった横展開がされていくのか、興味津々でウオッチしています。

6.Z e-1

電動バイクのZ e-1ですが、こちらは航続距離が60キロくらいと、巷で役立たず扱いをされている存在です。

愛用している立場としてどうかというと、実際に役立たずです。

片道20キロ圏内しかほぼ移動できないので、そういう近所の移動限定という使い方になります。

KAWASAKI Z e-1

KAWASAKI Z e-1

20キロ圏内の移動だけど、ちょっと寄り道しようと考えてしまうと、ちゃんと帰れるかどうか計算しないといけないので、きっちり予定通り動くという使い方でないと、なかなかに厳しい状況になります。

ただし、加速は爆速でストップアンドゴーが多い都市部なら、多分最速移動ができます。

夏場全く暑くないというのもメリットです。

車体100万円ちょっとで、バッテリーが70万円くらいという、車体はおまけくらいの価格設定なので、バッテリーが弱ったら悲惨なことになりそうというのが、ちょっとビクビクするところです。

7.W230

鳴り物入りで登場したW230とMEGURO S1ですが、実際結構売れていて、今年の250ccランキングでは上位は確定だと思います。

KAWASAKI W230

KAWASAKI W230

RebelはEクラッチでまた快走しているので、ちょっとそこに勝つのは難しそうですが、このW230はこのまま販売台数が伸びていくか、しぼんでいくかはこれからの動きが気になります。

車中が143kgととても軽量なバイクになっていて、見た目がよく似ているエストレヤとは真逆の性能になっています。

エストレヤの方は重厚感があって、こちらのW230の方は軽快感というところです。

軽くて気軽に走れて足バイク適性がとても高いので、日常のお供に最適だと思います。

正直125cc気分くらいで乗れるので、バイクに乗る精神的障壁が少なく、自然に乗る頻度が増えるかもしれません。

社外品パーツで積載もなかなかにいけるようになったので、パーフェクト足バイクが、完全体に進化したという現在位置です。

筆者はキャリアと箱で武装していて、より日常使いが便利になりました。

あとはエストレヤのように純正ハイシートを出してくれると、個人的には完璧だと思っていますが、それがあれば抜群に乗りやすくなるという人も多いと思うので、ぜひカワサキさんにはオプションを追加していただけると、とてもありがたいなと思っていつも眺めています。

8.Z900RSとZ900RS 50周年記念モデル

カワサキプラザに通うようになったきっかけが、このZ900RS。

50周年記念モデルの赤色にひかれて訪問したら、順番待ちですぐには買えず、当時標準モデルも品薄でなかなか買えなかったところ、50周年登場でキャンセルが出たという、青色がそこにあってまさかの即納とのこと、うーん、じゃあこれ買って50周年の順番きたら乗り換えると言って、買って帰ったのがZ900RSとの付き合いの始まりです。

Z900RSは十分にパワフルでありながら、マイルドに乗りやすく仕立てられていてとても乗りやすく、車重も215kg程度で扱いやすくなっています。

その後50周年の順番が回ってきて、予定通り乗り換え完了しました。

KAWASAKI Z900RS 50周年記念モデル

KAWASAKI Z900RS 50周年記念モデル

ただその後、何か乗るのがもったいなくて、眺めてばかりで走行距離が伸びず、乗りたい人に譲ろうと思い手放して今に至ります。

電スロになって大幅アップデートされそうな2026年モデルが、どんな仕様と価格になるのか楽しみです。

ホンダがCB1000Fで本気モードでカワサキを潰しに来るようなので、値段を抑えめにして戦ってくるのかどうなのか、この辺は戦いの行く末が気になります。

大幅アップデートするけれども、まさかの値段を一切上げないという快挙を、カワサキさんにはぜひ成し遂げていただけると、とても嬉しく思います。

ここからカワサキの他の気になるバイクについてのお話なんですが。

9.W800

こちらはダブルシリーズの兄貴分ですね。

800ccくらいの2気筒エンジンです。

ずっと前から気になっていて、いつも手を出そうと思って、なんだかんだ手を出さず今に至っていますが、いつまで販売を継続するかは今のところ謎です。

KAWASAKI W800

KAWASAKI W800

なくなるなくなるという噂は数年前からずっとあるので、いつどうなるかわかりませんが、なくなるという話になるとうっかり買っちゃいそうなので、筆者がうっかり買わないように、まだしばらくなくならないことを祈っています。

筆者は手元にこういった、鼓動関係の2気筒エンジンでモトグッチV7という、縦置き空冷Vツインエンジンのバイクを持っていて、他にはヤマハのSCR950、こちらは横置きの60度Vツインです。

この辺とキャラクターがかぶるので、手を出す際には何らか整理しないと倉庫の肥やしになりそうですね。

10.Z H2

スーパーチャージャーを載せた変態バイクですが、この変態感はどうしても味わっておきたいので、いつも気になって見ていますが、どちらかというとNinjaの方ではなくZの方が気になっています。

KAWASAKI Z H2

KAWASAKI Z H2

NinjaとZではフレームから違うようで、動力側のセッティングも違うので、大分走りの性質が違うようですが、販売店の方の話では、Zの方が大分アグレッシブに走れるぞということのようです。

スタンダードモデルとSEがあって、SEの方には電子制御サスペンションが搭載されています。

どうせ買うなら、この電子制御サスペンションを味わいたいなというところなので、SEに手を出したいところです。

ということで、カワサキはそそられるバイクを出してくれる稀有なメーカーですが、手元のカワサキ車が減ってきたので、またカワサキプラザでも覗きに行こうかと思います。